カフェレーサーってなんだろうか? 自分が中学生の頃読みあさっていたバイク雑誌に良くカフェレーサーと言うキーワードが出ていた。セパハン・集合・バックステップが三種の神器と言われていた時代、遠く海を渡ったアメリカやヨーロッパを羨ましく思いながら自分のバイクをそれっぽく仲間といじった日々が懐かしい。 雑誌の付録ポスターを自分の部屋壁に貼り遠くヨーロッパやアメリカのバイクライフに憧れた。 TVドラマ「Chips」にZ1Rが出たシーンを今でも鮮明に覚えている。部屋に貼り付けたポスターはまさにZ1Rだったのだ。カウリング付きのZ。バターナイフで削った様な鋭いエッジで構成された大胆なデザイン。これこそがカフェだと思った。 それ以来頭の中にカフェレーサーが住み着いた。当時時代の先端を行ったBimota.EGLI..RICMAN等々も今となっては古き良き時代のバイクになってしまった。そんな昔憧れた高嶺の花と言われたカフェ達の魅力を紹介していくつもりである。                                                 

夢よ再び・・・                             Mick
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BIMOTA Kit for KAWASAKI Z
当時の日本では憧れの的だったBIMOTA 。円のレートも現在からは考えられないほど悪く輸入車が高値だった。雑誌上で紹介されるEGLIやBIMOTAはまさに夢。たとえ輸入したとしても登録と言う壁が立ちはだかり、その費用だけでも相当な金額になったと言う。当時のハンドルやマフラーを交換するだけで整備不良車として取り締まりの対象になってしまうと言う、理不尽な時代であった。今となっては想像することさえ難しい。ここに紹介するBIMOTAはKIT装着車。BIMOTA と言えば幻とも言われるHB1が有名であるが、このKITはまさにそのHB1の流れから来ていると考えられる。このことは誰もが見ても一目瞭然である。
 このZは以前友人が偶然入手したもので、BIMOTA社の本拠地であるイタリア向けZ1(車体ナンバーに☆マークが含まれているのがポイント)がベース。正確に言えばフルコンプリートキット装着車。足回りを含めイタリア製パーツがふんだんに奢られている。この点が単なるKIT装着車ではない所以である。入手後こつこつとレストアされたもので外装等は国内の業者によってリペイントがなされており完全STDではない。しかし、ほとんどがイタリア製のパーツで組まれていることと、各パーツの時代が相違していないことなどから、当時のビモータキットを知るうえで大変貴重な資料になるのではないだろうか? 
BIMOTA KIT for Z

        タンク        BIMOTA 製アルミタンク
         シート        BIMOTA
         スイングアーム  BIMOTA
         ステップ       タロッティー
         ハンドル       BIMOTA
         ブレーキ       Brembo
         ホイール      EPM
         マフラー       マービング
         キャブレター    ミクニVM29

HB1
HB1

   とても希少なHB1。資料では10台生産。そのうちヨーロッパのBIMOTA CLUBには7台のオーナーが登録されている。一見KIT装着車と同じようにCBに外装KITを装着しただけに見えるがフレームを含め完全にBIMOTAの手により制作されている。 これとは別にCB750に外装KITを装着したマシンも存在したようである。
BIMOTA Kit for HONDA CB750
 これはBIMOTA KIT のCB750用と言うことでネットオークションにて紹介されていた物である。 当時のBIMOTA社の資料にもHONDA 400-500-750 STREET version と言うことでデリバリーされていたようだ。 気になる内容はスイングアーム・マグネシウム ホイール・シート・FRPフェンダー・FRPタンクとなっていたようだ。 他にもBIMOTA はハンドルバーとステップキットをデリバリーしていた様なので、これと併せて組み込むパターンが多かったのではないだろうか?

 当時のBIMOTA社の広告を再現してみた。 広告としては非常に簡単なものであるが、インパクトが有るように感じてしまうのは気のせいだろうか?
 当時の日本では海外の一流パーツは入手困難な状況であった。モリワキやヨシムラも海外製レースパーツを安定した供給を受ける事が出来ず、海外から訪日するライダーに部品やタイヤ等を手荷物として持参させていたほど。そんな時代に一般ユーザーが海外製一流パーツを手に入れることは並大抵の事ではなかったのではないだろうか。 中にはそう言った一流パーツを輸入・販売・セットアップしているショップも存在していた。「フクイ」はあまりにも有名で、当時規制の厳しい日本でのBIMOTA 日本代理店となっていた。